ホーム育児相談のもくじ夜泣き

夜 泣 き

●夜泣きとは?
生後2〜3ヶ月から1歳半ぐらいの間に見られることが多く、
原因がないのに、どうしても泣きやまないものを「夜泣き」といいます。
濡れているおむつを替えたり、ミルクや母乳を飲ませたりすることで
泣きやむような場合は、原因がはっきりしているので、「夜泣き」とは
呼びません。また、暑い・寒い・ふとんが重い・うるさい・熱があるなどの
理由で泣いているような場合も「夜泣き」とは呼びません。
●夜泣きと判断する前に
赤ちゃんが夜に機嫌が悪くなった時に、夜泣きと決めつけてはいけません。
病気の時もありますので注意してください。以下の病気に特に注意してください。
・腸重積(数分の間隔をおいて激しく泣く。吐く。血の混ざった便など)
・発熱時(かぜ、中耳炎など)
・ヘルニア(股の付け根が、膨れて盛りあがる)
・おむつかぶれや湿疹
普段とどうも様子が違うと感じたら救急病院などを受診することが大切です。
●夜泣きは病気か?
夜泣きに対する研究は十分行われていませんが、夜泣きは、赤ちゃんの睡眠が
一つのリズムを作っていく成長の一過程と考えられることが多いようです。
また日本では、昔からよく取り上げられ問題ですが、外国ではあまり問題視
されていないようです。赤ちゃんは昼も、夜も泣くもの、発育期に見られる
当たり前のこととして受け取られています。
●夜泣きは夫婦げんかの元?嫁姑問題の元?
外国では、あまり問題視されない夜泣きが、どうして日本では問題になる
のでしょうか?日本の狭い家やマンション、家族制度が問題となっている
ようです。赤ちゃんが夜泣くと、狭い家では隣の部屋に泣き声が聞こえ、
パパがイライラ。元々寝不足気味でイライラしているママと衝突。また
おばあちゃんからは、赤ちゃんの泣き声が響き、近所迷惑になると小言を
いわれ、ますますイライラ。こうして人間関係が悪化することもしばしばです。
●夜泣きの解決方法は?
残念ながら、これで絶対泣きやむといった良い方法はありません。
ひとりひとり、いろいろな工夫をされているようです。
いろいろやってみて下さい。以下にいろいろ見聞きした工夫を
書いてみます。
ただしどの方法も、効果のある場合も、全く効果のない
場合もあります。大切なのはその子にあった方法を見つけることです。
(1)よくある方法
  ・背中を軽くトントンたたいたりさすったりする。抱っこしてあやす。
  ・静かな音楽や子守歌を聴かせる
  ・昼間、よく遊ばせる。(興奮して逆効果のことも)
  ・昼間、おとなしくさせる。
(2)遠州総合病院、桜井迪朗先生が紹介されていた方法(ニコニコ療法)
  ・2〜3日外出を避け、言葉少なに、赤ちゃんに刺激の少ない生活をする。
   そして、1日に何回か赤ちゃんを前にして、家族全員で無言でニコニコほほえむ。
   (赤ちゃんが寝る直前の時間帯は必ずほほえむ)
●夜泣きの薬?
夜泣きは、病気ではありません。いずれ時期が来れば治るものです。
ただ上のようないろいろな方法を試してもよくならないことも多く
ママがノイローゼのようになって、幼児虐待につながるようなこともあります。
そんな時は、友達や、保健婦さん、かかりつけの小児科の医師などに相談してみたり
育児サークルに積極的に参加してみるのもよいでしょう。
また、次のような薬が使われることもあります。
(1)宇津救命丸や樋屋奇應丸(市販薬。東は救命丸、西は奇應丸)
  夜泣きや疳の虫に江戸時代から使用されています。漢方生薬です。
  効果のある赤ちゃんもいますし、昔から使われている薬なので、
  試してみてもいいかもしれません。
(2)抗ヒスタミン剤
  
かぜ(鼻水)の薬としてよく使用されます。催眠作用や鎮静作用があるため
  夜泣きに使用されることがあります。
(2)漢方薬
  
一部の漢方薬(甘麦大棗湯や抑肝散)も使用されます。